ミラネーゼ(ミラノの人)はもとより世界中のセレブが集まるリゾート地ポルトフィーノとその隣町サンタマルゲリータリグレ、何を食べよう!?
リグーリア海からの海の幸か、急斜面のアペニン山脈からの山の幸か
美しいリアス式海岸、透き通る海水、岸から手づかみしたくなるそこを泳ぐおいしそうな魚たち。断崖上の手つかずの森に自生する野菜、キノコ(もちろんポルチーニも!)、栗、イノシシや鹿、ウサギ。海の幸、山の幸、どちらも楽しめる食いしん坊にはたまらない、そんな二つの町の食事事情をご紹介します。
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郷土料理を堪能しよう!
前菜 アンティパスト Antipasto
魚介の盛り合わせ アンティパスト ミスト ディ ペッシェ/マーレ(Antipasto misto di pesce/mare)は、郷土料理や日替わりメニューが入り、少しずつ数種の料理を味見できます。
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魚介と野菜の冷製カッポンマーグロ リグーリア州で食べたいおすすめのおいしいものにてご紹介した、魚介の冷製サラダ カッポン マーグロ(Cappon magro)。セコンドピアットになる場合もあります。
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サラミや野菜等の盛り合わせ アンティパスト ミスト ディ テッラ(Antipasto misto di terra)には郷土料理や日替わりメニューが入り、少しずつ数種の料理を味見できます。
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1皿目 プリモピアット Primo piatto
カタクチイワシのトマト煮 バニュン ディ アッチューゲ(Bagnun di acciughe)。こちらもセコンドピアットになる場合もあります。
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くるみソースのパンソッティ リグーリア州で食べたいおすすめのおいしいものでご紹介した くるみソースのパスタ パンソッティ アッラ サルサディノチ(Pansotti alla salsa di noci)。
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バジルソースのパスタ テスタローリ/トロフィエ アッラ ジェノベーゼ(Testaroli / Trofie alla genovese)。画像はテスタローリです。
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2皿目 セコンドピアット Secondo piatto
カタクチイワシの詰めもの挟み揚げ アッチューゲリ ピエーネ(Acciughe ripiene)。
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手長海老、赤海老料理 スカンピ、ガンベロロッソ(Scampi, Gambero rosso)。
Photo by http://www.daobattj1963.it/
ウサギのワイン煮 コニッリョ アッラ リグレ(Coniglio alla ligure)。煮込み用のワインは赤か白、地域により異なります。
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茹でた子牛の詰め物 チーマ アッラ ジェノベーゼ (Cima alla genovese)。詰め物はお店により異なります。
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旬の海の幸だけでなく、山の幸も忘れずに。。
リグーリア州のポルチーニは9月が旬です。
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デザート ドルチェ Dolce
コーヒーセミフレッド パネラ(Pànera)。ジェラート屋でも食べることができますよ。
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どこで食べよう!?
ポルトフィーノで。。
海岸沿いの石垣に建つレストランで、港と大型クルーザー、太陽に照らされたカラフルな建物、ショッピングとおしゃべりにいそしむミラネーゼを見下ろしながら、もしくは港の北側に並ぶレストランで、プレジャーボートを間近に海の音や潮風を感じながら楽しむのがおすすめです。
Il Pitosforoレストランから町や船を見下ろすことができます。ミシュラン星付きレストランのシェフ、カルロ・クラッコにより2021年6月再オープン予定。店名が変更される可能性あり。 Photo by Jeera
Il Pitosforo
Molo Umberto I, 9, 16034 Portofino GE
http://www.pitosforo-portofino.it/
ö MagazinPhoto by Jeera
ö Magazin
Calata Marconi, 34, 16034 Portofino GE
https://www.omagazin.it/
サンタマルゲリータリグレで。。
海岸沿いの道路を挟んで小さなカフェやピザ屋、レストランが町の北から南までカーブを描きながら軒を連ねます。散策しながら店先のメニューを確認し、好みのレストランを決めるもよし、港の遊歩道には屋外テーブルを出すレストランもあります。また海岸通りを離れ、町中の細い路地に入ると地元客でにぎわうレストランが、高台では海岸、町、丘を一望しながら食事ができるレストランも点在します。
Da Alfredo
Photo by Jeera
Da Alfredo
Corso Guglielmo Marconi, 3/A, 16038 Santa Margherita Ligure GE
https://www.alfredorestaurant.com/
Skipper
Photo by https://ristoranteskipper.it/
Skipper
住所 Calata del Porto, 6, 16038 Santa Margherita Ligure GE
https://ristoranteskipper.it/
Da ö Battj
Photo by http://www.daobattj1963.it/
Da ö Battj
住所 Via Partigiano Berto Solimano, 56, 16038 Nozarego GE
http://www.daobattj1963.it/
日本では、水揚げされたばかりの鮮度の良い魚介はお刺身で食べたくなりますが、イタリアでは、一度冷凍させ解凍したものでなければ、生で食べることは禁止されています。味はさておき、魚介類の寄生虫の心配をする必要はありません。
最後に
レストランは事前に予約するか開店と同時に入店しましょう。人気店は当日満席、週末は1ヶ月以上予約が取れないこともあります。昼食は13時~、夕食は、20時~混みあいます。早めの入店で穏やかに食事をスタートすることができます。
また、着席人数以上の料理を注文したり、食後はテーブルの上にチップ(支払い額の10%程度)を置いて退席するとスマートです。法外な値段でのお会計をしてしまわないように、オーダーした料理の合計額(他に席料、サービス料が付帯されます)を覚えておくことや、手荷物を目の届く場所に置くことは、安心しておいしい楽しい時間を過ごすために気にかけておきたいですね。
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『リグーリア州の楽しみ方 サンタマルゲリータリグレ~ポルトフィーノ Vol.1』
『リグーリア州の楽しみ方 サンタマルゲリータリグレ~ポルトフィーノ Vol.3 アクティブ編』
『リグーリア州の楽しみ方 サンタマルゲリータリグレ~ポルトフィーノ Vol.4 B級グルメ編』
この記事を書いた人
Jeera
2008年よりイタリア在住。ミラノ、サンタマルゲリータリグレ(リグーリア州)、カナゼイ=カナツェーイ(ドロミテ山脈、南チロル)の3都市より、イタリアの気になる楽しいおいしい情報をお伝えします♪
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