ミラネーゼ(ミラノの人)はもとより世界中のセレブが集まるリゾート地ポルトフィーノとその隣町サンタマルゲリータリグレ、ストリートフードを食べてみよう!
軽食、ドルチェ、アペリティーボ、どれも気になる!
海と山、美しい自然に囲まれたディズニーシーのモデルとも言われる可愛らしい町、その景色をより楽しませてくれる郷土料理。今回はその郷土料理の中でも、小腹が空いたら気軽に食べたい、飲みたいB級グルメをご紹介します。
Photo by Jeera
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軽食(しょっぱいもの)
シンプルなフォカッチャ アッラ ジェノベーゼ(Focaccia alla genovese)は、通常のフォカッチャより薄くカリっとした表面と内部の柔らかさ、塩加減が絶妙です。
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薄いクレープのような生地にミルク感たっぷりのフレッシュチーズがサンドされた、フォカッチャ アル フォルマッジョ ディ レッコ(Focaccia al formaggio di Recco)は、出来立てのアツアツがベスト。レストランのメニューで見かけることも。
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素朴な味のファリナータ(Farinata)は、ひよこ豆とお水で作られる、薄い生地のオーブン焼トルタです。
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パニッサ フリッタ アッラ ジェノベーゼ(Panissa fritta alla genovese)も、ひよこ豆とお水で作られますが、ファリナータより厚めにカットされ、油で揚げています。
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丸いフォルムの見た目は同じですが、ククッリ ジェノベーズィ(Cuculli genovesi)は、ひよこ豆がベース、フリシェウ(Frisceu)は、小麦粉がベースです。どちらもベースの粉にお水と酵母を加えた生地を油で揚げています。
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トルタ ディ リゾ サラータ ジェノベーゼ(Torta di riso salata alla ligure)は、チーズがしっかり効いたお米のトルタです。リゾットの食卓にもパンが添えられるイタリアらしい組み合わせですね。
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トルタ ディ ヴェルドゥーラ(Torda di verdura)は、様々な野菜と地産カードチーズ(Prescinsêua)のトルタ。しょっぱいトルタの種類が豊富なリグーリア州では食べ比べて好みのトルタを見つけたいですね。
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ドルチェ(甘いもの)
お花型の上に粉砂糖が降りかかった、カネストレッリ(Canestrelli)は、バター風味豊かなソフトクッキーです。
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バーチ ディ アラッシオ(Baci di Alassio)は、ヘーゼルナッツとカカオがベースのリッチなクッキーをチョコクリームでサンドしています。
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ドライフルーツがたっぷり入った、パンドルチェ(Pandolce)はクリスマスの焼き菓子です。ジェノバではパネットーネよりこのパンドルチェを食べます。
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ビスコッティ デル ラガッチョ(Biscotti del lagaccio)は、朝食によく食べられるラスクのようなビスコッティ。スーパーではいろいろなメーカーの袋詰めを買うことができます。
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カスタニョーレ ディ ベンティミリア(Castagnole di ventimiglia)は、ココアとクローブのスパイスの香るソフトクッキーです。
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コロンとしたフォルムが可愛らしいミニタルト型のクッキー、ゴベレッティ/クベレッティ(Gobeletti/Cubeletti)は、中にフルーツジャムが入っています。
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カフェオレ味のセミフレッド、パネラ ジェノベーゼ(Pànera genovese)は、ジェラート屋でも気軽に食べることができます。
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アペリティーボ(食前酒)、ワイン、ソフトドリンク
ビターアーモンドとハーブ、スパイスが香る甘いリキュール、アマレット(Amaretto)やバジルのリキュール、バジリチェッロ/リクオーレ アル バジリコ(Basilicello/Liquore al basilico)、プルーンのグラッパ、ディスティッラート ディ プルーニャ(Distillato di prugna)は、それぞれアルコール25~45%前後です。食前酒はもちろん食後酒としても楽しみたいですね。
そしてご当地ワイン。地域によりぶどうの生産品種が多少異なりますが、赤ワインならロッセーゼ(Rossese)、白ワインならヴェルメンティーノ(Vermentino)やビアンケッタ ジェノベーゼ/アルバローラ(Bianchetta Genovese/Albarola)が代表品種です。
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ソフトドリンクのキノット(Chinotto)は、キノットという柑橘類の果汁が入り少し苦みのある微炭酸飲料です。
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どこで調達できるの?
しょっぱいものは、パン屋、フォカッチャ屋で購入可能ですが、レストランの前菜やプリモ(一皿目)のメニューとして見かけることもあるでしょう。またバールで注文したワインやリキュールと一緒におつまみとして出てくることもあります。甘いものは、ケーキ屋なら確実ですが、パン屋の片隅に陳列していることもあります。時間のない場合はどちらもスーパーで調達できますが、しょっぱいものは専門店の作りたてが一番です。
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最後に
イタリアでは、歩き食い、立ち食いが日本よりも寛容な印象を受けます。浜辺で、海岸線のベンチで、ポルトフィーノの山中で、町中の広場で、店先で、別荘やホテルのテラスで。老若男女問わずとってもラフに大胆にあちこちで食べている人を見かけます。ピクニック気分で気負いせず味わうことができるのもB級グルメの醍醐味と言えるでしょう。
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この記事を書いた人
Jeera
2008年よりイタリア在住。ミラノ、サンタマルゲリータリグレ(リグーリア州)、カナゼイ=カナツェーイ(ドロミテ山脈、南チロル)の3都市より、イタリアの気になる楽しいおいしい情報をお伝えします♪
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