イタリア人的ルックス良し悪しとは．．．大きな瞳に長いまつ毛、すっと通る鼻は、イタリア人のほぼ大半がすでに持ち合わせているわけで、それ以上何を求めるのよ！？と思うところをグッとこらえて、そこに上乗せされる、イタリア人が気にせずにはいられない好みをご紹介しましょう。
目の色はブルーがいい！
ガラスのような透き通ったブルーの瞳は、男女共通の好みです。イタリア人の赤ちゃんにはよく見受けられますが、成人までそのカラーが残る人はごくわずか。そう、欧米人は新生児の頃の目の色が、成長とともにダークな色に変わることが多いのです。これはDNAに関係しているので、両親や祖父母、曾祖父母、、と家系にブルーアイがいない場合は望みがほぼ皆無になります。また茶色い目の日本人と青い目のイタリア人とのハーフの子供の場合は、ごくごくわずかな確率です。このブルーアイ、日本であれば二重を期待するようなところでしょうか。
Photo by immagini.4ever.eu
やっぱり金髪が好き！
ブロンドヘアは、これまた18才くらいまでに変わることが大多数。それまでは完全な金髪でも徐々に茶髪、黒髪に変化してしまうのです。そう、道行く金髪イタリア婦人のほとんどが、毎月せっせと染めているわけです。ちなみに茶髪の場合は、男女年齢に関わらず、夏になり日差しをたくさん浴びると、髪の毛や眉毛、まつ毛等が金髪に早変わりしています。そして冬なると戻る。。不思議ですね。日本人でも強い日差しで茶髪になるのと同じく、メラニンが分解されることが関係しているようです。
Photo by ecodibergamo.it
鼻が高すぎはNG！
日本人から見るとうらやましい限りなのですが、イタリアでは鼻が高すぎる、もしくは大きすぎる人のことをナゾーネ Nasone（大きな鼻という意味）と揶揄されてしまいます。なので産まれてきた赤ちゃんの鼻が大きかったりすると、男の子でよかったわ～と内心ほっとする人もたくさんいます。（男の子ならOKという意ではありません）。では鼻の低い日本人はというと、、柔らかい言い回しでピッコロ Piccolo（小さなという意味）、強い言い回しでスキャッチャータ Schiacciata（押しつぶしたという意味）になります。
Photo by pinterest.it
日焼けしないとダメ！
日本やアジアの女性は、美白のために日々コツコツとケアに余念がないわけですが、イタリアではこんがりと日焼けをした小麦色の肌が美しいとされています。あまりに白いと、モッツァレッラチーズのようだということで “モッツァレッラ″と呼ばれたり、体調が悪いのかと心配されたりします。イタリア人は、日本人と同じように色白と色黒に分かれ、色白の男女は日焼けで赤くなってしまうため、キレイに日焼けするためのクリームをしっかり塗って臨んでいるわけです。
また夏のバカンスを楽しんだという証としても評価の対象になります。ではイタリア人はシミやシワを気にしないのか、というとそんなことはなく、日々ケアはしていますよ。でも小麦肌は譲れないほど重要なのです。
Photo by iodonna.it
下っ腹ぽっちゃりがセクシー！？
おへその下が少しふっくらした全体的に丸みのある女性が人気だとか。。個人的な好みの問題なのでは？と思ってしまいますが、一昔前、もしくは南部ではまだまだ健在の好みのようです。ですがミラノなどの都会では、毎年のファッションウィークで見かけるような、すらりと背の高く細い女性が好まれる傾向があります。イタリア語でお腹はパンチャ、そんな由来からくるリグーリア州の郷土料理パンソッティはこちら。
Photo by Jeera
合わせて読みたい くるみソースのパンソッティ リグーリア州で食べたいおすすめのおいしいもの
番外編：なぜ日本人女性がイタリア人男性にモテるの？
不思議なことに、イタリアに住んだことのある、もしくはイタリアに旅をした日本人女性の多くが、イタリア人男性と恋に落ち（人によっては長い遠距離恋愛を経て）結婚しています。前述のような金髪でもなければブルーアイでもない日本人女性ですが、アジア人特有のアーモンドアイ、ストレートロングの黒髪は、一部のイタリア人男性には人気のようです。イタリア人女性と比べて、全体的に物腰柔らかなことが一番後押ししていると思われますが。。そしてこの現象は逆パターン、つまり日本人男性がイタリア人女性にモテる、日本人男性とイタリア人女性が結婚するということはごく稀なのです。
合わせて読みたい “アモーレ”の本場イタリア 恋人の呼び方
この記事を書いた人
Jeera
2008年よりイタリア在住。ミラノ、サンタマルゲリータリグレ（リグーリア州）、カナゼイ＝カナツェーイ（ドロミテ山脈、南チロル）の3都市より、イタリアの気になる楽しいおいしい情報をお伝えします♪
Jeeraの他の記事を読む
