イタリアには多くの魅力的なブランドが存在します。SNS分析ツール会社Talkwalkerが、このたびイタリアの愛されるブランドトップ10を発表。あなたのお気に入りのブランドは入っているでしょうか?
10位 フィラ(FILA)
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フィラは、1911年、イタリアのビエラで生まれたスポーツブランドです。
フィラ兄弟がニット素材工場を創業し、その後、アンダーウェアの販売に転換。さらに、テニスウェアを中心としたスポーツウェアの製造販売に転換しました。
白に紺と赤のカラーのトリコロールが特徴ですね。日本では、中高生を中心に人気のスポーツブランドです。
9位 バリラ(Barilla)
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バリラは1877年創業のイタリア最大級の食品会社。
パスタを主力商品に、パンも製造するなど、イタリアはもちろん、世界中の人々に愛されるイタリア食品メーカーです。
日本でも、バリラのパスタは人気ですよね。
青のパッケージに赤字に白抜きでBarilla、というロゴはイタリア好きなら誰もが目にしたことがあるのではないでしょうか?
8位 セリエA
セリエAは、イタリアのプロのサッカーリーグです。20チームで争われ、下位3チームが、セリエBに降格するというシステム。
セリエAは1898年に創立されました。
イングランドのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガ、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグ・アンとともにヨーロッパの五大プロサッカーリーグを形成しています。
ご存知の通り、イタリア人のサッカーへの熱意は相当な物。
皆、地元のチームを熱心に応援します。
7位 ピレリ(Pirelli)
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ミラノに本社を置くタイヤ、フィルターなどを製造する企業です。タイヤ業界では、住友ゴム工業に続いて、世界第6位。
1950年にF1世界選手権が開催された当初から参入したメーカーの1つでもあります。
イタリアの代名詞とも言えるフェラーリ、アルファロメオ、マセラティなど有名なスポーツカーへタイヤ供給を行っていました。
6位 ブルガリ(BVLGARI)
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ローマに本社を構える、世界的に知られた高級宝飾品ブランドですね。
日本でも大人気のブランドなので、ご存知ない方は少ないのはないでしょうか?
元はジュエリーブランドとして発足しましたが、その後、腕時計、香水、レザーアイテムなども取り扱うように。
現在は世界中に150もの直営店があり、日本では銀座に本店を構えています。
5位 プラダ(PRADA)
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こちらもイタリアを代表する高級ファッションブランド。
1913年、ミラノの中心街にレザー製品のショップをオープンしたことが始まりです。
現在は、バッグや財布などのレザー製品にとどまらず、ファッション、香水などのコスメティック用品なども販売されています。
ちいさな皮革製品店だったプラダは今や世界中の人々を魅了する、一大ブランドへと成長しました。
4位 グッチ(GUCCI)
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イタリアのファッションブランドが続きますね。さすが流行の最先端の国、イタリアです。
グッチは、グッチオ・グッチが1912年に創業したイタリアのファッションブランド。本社はフィレンツェです。
バッグ、靴、財布の皮革商品をはじめ、時計、服飾、ジュエリー、香水など幅広く展開しています。
ブランドの元祖とも呼ばれ、創業者のグッチオ・グッチの考案した自身の頭文字をあしらったモノグラムは、世界中の人を魅了し、多くの人がその製品に憧れを頂いています。
3位 ドゥカティ(DUCATI)
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ファッションブランドが続いていましたが、トップ3にランクインしたのは、バイクメーカーのドゥカティです。
ドゥカティは、1926年設立、ボローニャを拠点としています。
第二次世界大戦以前はカメラやラジオなどの電気製品を扱う製造業でしたが、戦争による大きな損害を被ったため、戦後は産業復興公社の支援のもと、オートバイ製造に乗り出しました。
基本的にはレース用車輛の開発に特化しながら成長してきました。
日本でもおなじみの他のバイクメーカーにはモトグッツィやピアジオ、ベスパなどがありますが、やはりメーカーとしてのインパクトでいくと、ドゥカティが頭ひとつ抜けている感じがあります。
音、性能、デザイン、どれをとっても魅力あふれるバイクを作り、世界中のバイクファンを夢中にさせ続けています。
2位 パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano Reggiano)
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なんと2位には、イタリアチーズの王様・パルミジャーノ・レッジャーノがランクイン。
パルミジャーノ・レッジャーノは、北イタリアの特定地域で生産されたチーズで世界中で人気のチーズの一つでもあります。
名称は、パルマとレッジョの地名に由来しています。DOPの認定を受けたものだけが、刻印を押され「Parmigiano Reggiano」と名乗ることが許されます。
食べ方は、そのまま食べても、すり下ろしてパスタにかけても。
じゃりじゃりとした食感、しっかりとしたコク、芳醇な香り、と魅力にあふれたパルミジャーノ・レッジャーノは、イタリアはもちろん、今では世界中の人々から愛されるチーズへと成長しました。
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1位 アルマーニ(ARMANI)
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そして堂々の1位に輝いたのは、アルマーニです。
1975年にジョルジオ・アルマーニにより設立されたファッションおよびレジャーブランドです。
ファッション業界を牽引するブランドの一つで、本社はミラノにあります。
アパレル、化粧品のほか、リゾート開発、高級レストラン、チョコレート商品の開発など、企業活動は多種多様です。
ちなみに、今年の東京オリンピックでイタリア選手団が着ていたユニフォームは、ジョルジオ・アルマーニのデザインによるものです。
日本の日の丸とイタリア国旗のトリコローレ(緑白赤)を融合させた斬新なデザインでしたね。
さいごに
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イタリアの愛されるブランドトップ10、あなたのお気に入りブランドはありましたか?
どのブランドもイタリアを代表する有名なものばかり。
興味深いのは、ファッション、食、タイヤにオートバイ、そしてサッカーと多岐にわたること。それだけイタリアの産業は多種多様ということですね。
様々な魅力を持つイタリア。
今日も世界中の人々を惹きつけてやみません。
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この記事を書いた人
YUKAKO
夫の転勤に伴い、ローマに1歳の娘を連れて渡伊。イタリア人の子ども好きで面倒見の良さに感激する。また、現地のイタリア料理教室にも通い、イタリア料理の奥深さに触れる。子育て中の母親の視点、また料理好きの視点で、イタリアの魅力をお届けできればと思います。
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