ロックダウン中でも、ワンコの散歩のための外出はOKだったためか、昨年はワンコを飼う人がかなり増えたイタリア。そんなイタリアの人気の犬種をご紹介しましょう。
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やっぱり大型犬が好き?人気犬種ベスト5!
日本より大き目の間取り、天井も高め、そして土足OKな室内となると、2DKのマンションで大型犬を飼うことも全く支障がないため、イタリアでは若いカップルと大型犬の姿もよく見かけます。もちろんプラダやヴィトンのバッグにチワワ、という光景も。
では、人気の犬種を見てみましょう。
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1位 ジャーマン・シェパード
イタリア人に最も愛されているのはジャーマンシェパードです。賢く忠実で愛情深く、イタリアでも警察犬として活躍しています。
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2位 イングリッシュ・セッター
イングリッシュセッターは、優れた猟犬ですが、社交的で人懐っこい犬種。走ることが大好きなため、十分に運動させる必要があります。広いドッグランでは、ひたすら走り回っている姿を見かけます。
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3位 ラブラドール・レトリバー
人と一緒に行動を共にすることが大好きなラブラドール・レトリバーは、泳ぐことも得意なため、救助犬として、また気性も穏やかで社交的なため、セラピードッグとしても活躍しています。イタリアでは老若男女問わず好まれる犬種です。
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4位 ゴールデン・レトリバー
ゴールデンレトリバーは、従順で優しくバランスの取れた犬種。いたずら好きなイタリアの子供達にもとても辛抱強く、またラブラドール以上に社交的で、やはりセラピードッグとして活躍しています。小さな子供連れの家族によく見かける犬種です。
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5位 チワワ
日本でも人気のチワワは、かわいい外見からは想像できないほど、非常に気性が荒く、自主性の強い犬種です。パリス・ヒルトン、マイリー・サイラス、ヒラリー・ダフなどの有名人にも好まれているチワワは、ロングコート、スムースコート共に人気があります。
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ワンコとバスやトラム、電車に乗れる?
レストラン、カフェ、衣料雑貨店、スーパー、と犬も飼い主と一緒に楽しむことの出来る場所の多いイタリアは、日本より犬にとても寛容な印象を受けます(以下盲導犬は例外です)。
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ミラノの路面電車トラムや地下鉄、バスでは、小型犬、中型犬は、マズル(口輪)とリード(引き綱)を装着した状態で、乗客1名につき1匹まで 無料で乗車できます。利用可能な時間帯は、始発~7時半、7時半~17時半、20時半~終電まで、また犬のヨーロッパ健康手帳の持参等が義務付けられています。※地域により規制が異なります。
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鉄道トレニタリアの場合は、乗客1名につき1ゲージ(70x30x50cm以内)、1等車、2等車、エグゼクティブクラス等すべてのクラスで利用無料です。(食堂車、寝台車等の例外があります。)乗客1名につき1匹まで、 1等車、2等車、ビジネスクラス、スタンダードクラスに、該当クラスチケットの半額で乗車することができます。
レジョナーレ電車の場合は、乗客1名につき1ゲージ(70x30x50cm以内)、1等車、2等車、全クラスにて利用無料、平日月曜日~金曜日の7時~9時以外に、該当2等車チケットの半額で利用可能です。
また、鉄道トレニタリア、レジョナーレ電車利用の際は、犬の登録証明書、健康証明書(海外からの犬は輸出検疫証明書等)の提示が必要になる場合があります。そして規程ゲージにおさまらない犬は、マズル(口輪)とリード(引き綱)の装着も必須です。
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イタリアワンコ 豆知識
日本の犬種はイタリアにもいるの?
日本の犬種では、秋田犬、柴犬が好まれるようです。飼い主は日本の犬と知っているため、日本名をつけていたり、親日家なことがよくあります。
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イタリアの犬は吠えない?
日本人がイタリアで道行く犬を見て思うことの一つは、とてもしつけられているということ。つまり吠えていることろを見かけないのです。犬のしつけ教室は存在しますが、利用している人は少なく、マズル(口輪)をつけている犬もほとんどいないのに、不思議ですね。
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ワンコの医療は遅れている。。
イタリアも動物病院の数は増えていますが、医療技術は日本ほどではなく、難しい病気に対する治療情報が乏しく、延命治療より安楽死を勧めることが主流です。またドッグフードやおもちゃ、サプリメント等の種類も日本に比べると少なく、世界各地の商品もイタリアでは、まだまだ限られた範囲でしか手に入りずらい現状があります。
さいごに
犬好きのイタリア人ですが、散歩マナーが徹底していないことが多々あります。イタリアで道を歩くときには落ちているモノに気を付けましょう。
この記事を書いた人
Jeera
2008年よりイタリア在住。ミラノ、サンタマルゲリータリグレ(リグーリア州)、カナゼイ=カナツェーイ(ドロミテ山脈、南チロル)の3都市より、イタリアの気になる楽しいおいしい情報をお伝えします♪
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