2020年、家で過ごすクリスマス・お正月には、チネパネットーネはいかがですか?
クリスマスのイタリアのお菓子といえば、代表的なものはパネットーネとパンドーロ。どちらが好みかで毎回論争になりますが、Instagramのハッシュタグ数では、#panettone 653千 vs. #pandoro 171千、または #パネットーネ #5.9千 vs. #パンドーロ #2.1千、とパンドーロに分がある模様(2020年12月現在)。実際に日本でも色々なところで販売されているのを目にするようになりました。
そんなパネットーネとチネマ、つまりイタリア語のシネマ/映画、を合わせた言葉が「チネパネットーネ(cinepanettone)」です。クリスマスシーズンに公開されるイタリアのコメディー映画のことで、似たような俳優が出てきて、似たようなストーリーが展開されます。風光明媚な場所へバカンスに行き、人と出会い、喧嘩し、仲直りするドタバタ劇。もちろん美女も。
2020年はパンデミックのため映画館に行けませんから、「テレ」パネットーネに変更され、各種のデジタルストリーミングチャネルで見ることができます。
In vacanza su Marte(2020年)の舞台は、2030年の火星です。
草分けとなった Vacanze di Natale(1983年)では、2026年に冬季オリンピックが開催されるコルティナダンペッツォでのスキー旅行で、裕福なミラネーゼ一家が、ローマから来た一家とひと騒動。
Natale sul Nilo(2002年)はエジプトへ。
他にもたくさん種類があります。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、これもイタリア文化の一つ。気軽に過ごしたい夜に、ワインを片手にいかが?
ITALIAMO編集部
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