コモ湖。湖畔に並ぶ豪華なヴィッラ、緑豊かな山々、シルク産業を主軸とした歴史。イタリアを訪れたら1度は行ってみたいコモ湖のお手軽な楽しみ方。
ブルナーテ山から湖を一望しよう
ミラノから約50キロほど北にある、スイスとの国境に近いコモ湖。昔からの高級避暑地として知られている美しい湖で、近隣は山に囲まれ、ゆったりとした時間を楽しむことができる場所です。
コモ湖をモチーフにしたインテリア Photo by Italiamo
コモ湖は人という漢字に似ている形をしていて、左側の爪先にあるのがコモの街。今回は、ミラノから電車で簡単に行けるコモの街を拠点にコモ湖を楽しむコースをご紹介します。
コモ湖畔最南端 Photo by Italiamo
コモ駅に到着したら、まずコモ湖を一望できるブルナーテ山(Brunate)へ登ってみましょう。駅を降りて湖沿いに北に向かって数分歩くと、ケーブルカーの駅に到着。歴史は古く、その開通は1894年。
往復5.7ユーロ(2021年5月現在) Photo by Italiamo
かなりの傾斜を登って、約7分でブルナーテの頂上につくと、早速すばらしい景観が。でもここからさらに30分ほどの登りを歩いてボルタ灯台(Faro Voltiano)に行くのがおすすめ。足腰とシューズの準備は万端に。
たどり着いたその先では、いつまでも眺めていたくなるような絶景が楽しめます。
Photo by Italiamo
灯台の近くには、湖を見渡すレストランやバーなどもありますので、そこでランチや休憩も良いでしょう。
コモの街
ブルナーテできれいな空気を満喫した後は、コモの町中を散策。高級ブランドや、シルク製品を扱うお店などがあるので、ショッピングも楽しめますよ。
見逃せないのがコモ大聖堂(Duomo di Como)。1396年に建設が始められた、イタリア最後のゴシック建築で作られた大聖堂。内部では1500年代のつづれ織りの壁掛けや1600年代のオルガンなどを見学することができます。
Photo by Italiamo
ベラッジョへ
ここまでのコースでも半日強十分に楽しめますが、時間に余裕のある人は、さらに『コモ湖の真珠』といわれるベッラージョ(Bellagio)に足を伸ばしましょう。人の形をした左足先にあるコモから、足の付け根にあるベラッジョまで遊覧船で片道2時間ほどで到着します。
小道を歩いたり、湖や広場に面したカフェでゆったりしたり。イタリアののんびりした、でもエレガントなバカンス気分を味わいましょう。
Photo by Italiamo
さらに、湖に面した英国風庭園ヴィッラ・メルツィ(I Giardini di Villa Melzi)を訪ね、素敵なお庭を散策するのはいかが?
I Giardini di Villa Melzi HPより
合わせて読みたい ミラノ日帰り マッジョーレ湖を上空から 湖のある暮らし
行き方
電車
ミラノチェントラーレ駅からコモ S.Giovanni駅まで約40分
ミラノカドルナ駅からコモ駅まで約1時間
車
ミラノから車で30分ほど
フェリーの時刻表
https://www.navigazionelaghi.it
ITALIAMO編集部