イタリアの第二回目ロックダウンの現状レポート
リスク地域拡大
(11月13日追記:本文は執筆時点11月11日の情報です。末尾にそれ以降の変更を追加記載しました)
11月6日に効力発生となった、イタリアの地域分けによるCovid-19対策。20ある州を、21の指標に基づいてリスク度に応じたレッド、オレンジ、イエローのゾーンに分け、それぞれ異なる規制をしくというもの。11月11日よりゾーン分けが見直され、レッド、オレンジゾーンが拡大しました。
レッド:ロンバルディア、ピエモンテ、ヴァッレダオスタ、カラブリア+ボルツァーノ自治県
オレンジ:プーリア、シチリア+アブルッツォ、バジリカータ、リグーリア、トスカーナ、ウンブリア


写真は在ミラノ日本領事館サイトより引用(左が11/6時点、右が11/11時点)
この中で一見リスクが少ないように見える地域(例えば南部の人口が密集していない地域)のリスク度が高いのは、リスク計算の元となる指標に医療制度のキャパシティが入っているためです。
現在一部ロックダウンという措置を行なっているのは、もちろん感染を抑えるためですが、クリスマスや年末に向けてロックダウンを防ぐことを狙っていると考えられます。従い、リスク地域の拡大はとても心配なところです。実際、ここ数日重篤者数と死者数は増加しており(執筆時点でそれぞれ3,081人、580人)、これだけの数の方やその家族・友人が辛い思いをしていると思うと心が痛みます。
ロックダウンとは言っても。。。
ただ、今回のロックダウンは前回のものとは異なり、だいぶ緩いものになっているので街の様子を紹介します。前回は食料品店や薬局以外ほとんどのお店が閉まっていましたが、今回は小売店は例外措置によって開けても良いお店が結構あり、また飲食店も持ち帰りはOKなのでカフェやなんとアイスクリーム屋までオープンしています。また、外でのスポーツ(単独のみ)もOKなので、公園はランニングをする人や元気いっぱいに遊ぶ子供たちで賑わいをみせています。
入場制限がかかっているため長蛇の列のスーパーマーケット
入り口では検温
メガネ屋はオープン
カフェもオープン(持ち帰りのみ)
本屋もオープン
文房具屋もオープン
アイスクリーム屋もオープン
まだ18時にもかかわらず人のいないヴィットーリオ・エマヌエーレ・ガレリア
いつもは人だかりのする、上で回ると幸せを呼ぶ牡牛のレリーフ
凛としたスカラ座
追記
11月13日に、11月15日を効力発生としてリスク地域の追加が決定されました。
レッド:ロンバルディア、ピエモンテ、ヴァッレダオスタ、カラブリア+ボルツァーノ自治県+トスカーナ、カンパーニャ
オレンジ:プーリア、シチリア+アブルッツォ、バジリカータ、リグーリア、トスカーナ、ウンブリア+マルケ、エミリア・ロマーニャ、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア (※アルブッツォは、11月22日よりレッドへ)
写真は在ミラノ日本領事館サイトより引用
追記2
ロックダウン措置のおかげか、感染の広がりが落ち着きを見せてきました。11月27日の新規感染者数 28,352人、死者 827人、重篤者 3,782人となっており、遅行指数である死者、重篤者については心配な状況が続いているものの、感染の広がりは収まってきています。
そんな中、11月29日を効力発生として幾つかの州がレッドからオレンジに変わりました。このまま落ち着きを見せ、穏やかなホリデーシーズンを迎えたいところです。
レッド:ロンバルディア、ピエモンテ、ヴァッレダオスタ、カラブリア、ボルツァーノ自治県、トスカーナ、カンパーニャ、アブルッツォ
オレンジ:プーリア、シチリア、バジリカータ、リグーリア、ウンブリア、マルケ、エミリア・ロマーニャ、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア+ロンバルディア、ピエモンテ、カラブリア
写真は在ミラノ日本領事館サイトより引用
ライター ITALIAMO編集部