皆さんこんにちは！Perapera.it というイタリア語オンラインスクールの Annalisa（アンナリーザ）と申します。Italiamo Magazine とのコラボでイタリア文化やイタリア語についての記事を書いています。よろしくお願いします！
4月26日から、今まではデリバリーやテイクアウトしかできなかったクローズ中のレストランが、外のテーブルでお客さんを迎えることが出来るようになります。店内で食べることは禁止のままですが、イタリアに住んでいるみんなが楽しみにしているでしょう。夜10時以降の夜間外出禁止令はまだあるのですが、天気のいい気持ちのよい季節で、Aperitivo を外でする人が来週から絶対増えると思います。皆さん、イタリアの大事な習慣の Aperitivo についてご存じですか？
まず Aperitivo とは、ラテン語の Aperitivus から来た単語で、意味は Aprire（開く）つまり、夕食の前にお腹を用意する（イタリア語表現で言うと、開く）ように飲むお酒のことです。昔々ローマ帝国の人もワインとハチミツを混ぜた飲み物を Aperitivo にする習慣があったようです。びっくりしました！
食前酒ということで、Fare l’aperitivo や Prendere un aperitivo といえば、ビール、カクテル、ワインなどを飲むことだけでなく、お酒を飲みながらおつまみを食べたりするイタリアの大事な習慣のことを表す表現です。イタリアでは Aperitivo で一番有名な街はミラノでしょう。ミラノの Naviglio（運河）の周辺にいってみると、Aperitivo ができるお店が数多くあります。Naviglio での Aperitivo なら、10～15ユーロでカクテル 1杯と、パスタ、サラミ、チーズ、野菜、肉料理、などが置いてあるバイキングの食べ放題という形となっております。いっぱい食べれますので、Aperitivo のことを Apericena と呼ばれることとなってきました。Aperitivo でもなく Cena（夕食）でもなく、新しく作られた単語ですよ！
皆さんも、Aperitivo や Apericena しませんか？
Apperitivo をするときに覚えておくと便利な言葉はこちらです。
Possiamo sederci fuori? / C’è posto fuori?
外の席はありますか？
Io prendo un…
注文するとき。Prendere（取る）という動詞はよく使われる
Per me, un…
同じく注文するとき。動詞を使わず Per Me（私には）だけで通じますよ！
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