ファッションの国、イタリア。GUCCIは、数あるブランドの中でも日本をはじめ世界中で愛されているファッションブランドです。そのグッチファミリーを描いた映画が遂に今年公開(日本は来年公開)!映画の予習もかねてGUCCIについておさらいしましょう。
GUCCIの誕生と変遷
Photo by james ree ZmeFtu11Hpc on unsplash
GUCCIは、1921年にグッチオ・グッチがイタリア・フィレンツェに創業した、ファッションブランドです。バッグ、靴、財布などの皮革製品をはじめ、服、宝飾品、時計、香水など幅広く手掛けています。
フィレンツェで生まれたグッチオ・グッチは、ロンドンに行き、イギリス貴族の洗練された感性を学びます。その後1901年にイタリアに帰国、1921年、第1次世界大戦後に起業。
瞬く間に人気ブランドとなったGUCCIは、第2次世界大戦により、皮革製品の革が使用できないという逆境に対し、代用品としてキャンバス地をコーティングして使用するというアイデアで乗り越えました。
そして1950年代、グッチオの五男、ロドルフォが映画関係の仕事をしていた関係で、小道具にGUCCI製品が用いられ、女性たちが注目。
やがてこれを機に、GUCCIはセレブリティの愛用品へと成長したのでした。
しかし、ひと世代でブランドを確立したグッチオは、1953年に72年の生涯を閉じます。
グッチオ亡き後、血族間闘争が続きますが、1994年、トム・フォードがクリエイティブディレクターに就任。グッチ要素を再構築し、世界中に再度グッチブームを巻き起こします。
現在は、アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブディレクターを務め、伝統を守りつつも、ストリート要素を取り入れるなど、若者にも支持されるファッションブランドとしての地位を守り続けています。
■映画「ハウス・オブ・グッチ」
Photo by St33lv0ll1 on pixabay
さて、公開が待たれる注目の映画「ハウス・オブ・グッチ」。監督を務めるのは、ハリウッドの名監督リドリー・スコットです。今回、彼が映画でフォーカスしたのが、グッチオ亡き後のグッチ家。
1995年3月、ミラノで多くの目撃者がいる中、とある人物が殺害されます。
殺害された人物は、グッチの創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオ・グッチ。犯人が特定できない状況の中、実行犯の黒幕が明らかになります。なんと、黒幕は、妻のパトリツィア・レッジャーニ。
なぜマウリツィオは妻のパトリツィアに殺害されたのか?
パトリツィアとはどういった人物なのか?
気になりますね!
この一連の事件が、映画「ハウス・オブ・グッチ」で描かれているようです。映画の公開が待ち遠しい限りです!
もちろん映画には、イタリアの景色がたくさん出てきます。どこの街が出てくるのか、イタリア好きとしては、そういった点でも楽しめると思います。
映画のキャスト紹介
では、映画の気になるキャストをみていきましょう。
レディー・ガガ(パトリツィア)
魔性の女とも言えるパトリツィアを演じるのが、我らがディーバ、レディー・ガガ。レディー・ガガは、イタリア系アメリカ人です。
劇中に出てくるGUCCIファッションも、エレガントに着こなしていますね。
歌姫として有名な彼女ですが、アカデミー賞にノミネートされるなど演技力にも定評があります。
アダム・ドライバー(マウリツィオ・グッチ)
3代目のグッチの社長マウリツィオを演じるのが、アダム・ドライバーです。
スターウォーズシリーズでお馴染みの俳優です。
アル・パチーノ(アルド・グッチ)
グッチオの息子の一人、アルドを演じるのは、往年の名俳優、アル・パチーノ。
彼もイタリア系アメリカ人。
このポスターからも迫力が伝わってきますね。
その他、ジェレミー・アイアンズ、ジャレッド・レト、サルマ・ハエックなど実力俳優が名を連ねています。
さいごに
Photo by Julien tondu 0LwEQ2dowM8 on unsplash
華やかでエレガントなブランドの中のブランドともいえる、GUCCI。
そのグッチ家の闇と光を描いた、壮絶なドラマをぜひスクリーンで。
映画の公開が待ち遠しいですね!
この記事を書いた人
YUKAKO
夫の転勤に伴い、ローマに1歳の娘を連れて渡伊。イタリア人の子ども好きで面倒見の良さに感激する。また、現地のイタリア料理教室にも通い、イタリア料理の奥深さに触れる。子育て中の母親の視点、また料理好きの視点で、イタリアの魅力をお届けできればと思います。
YUKAKOの他の記事を読む