イタリアのパスクア(パスクワ)はキリストの復活を祝うクリスマスに並ぶ重要な日でイースターのこと。パスクアにまつわる言葉やことわざを見てみましょう。
2020年に続き、2021年のイタリアのパスクアは全国ロックダウン。ただし、居住している州内に限り、大人2人(及び同伴の子供など)まで、家族や友人の家を訪ねて良いことになりました。一方、ビーチや公園での監視は強化され多くの警官が投入されるとか。さて、どうなることでしょう?
パスクアについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
イタリアの復活祭(パスクア)って?何する?どこ行く?何食べる?
ではさっそく、イタリアのパスクアに関連することわざやフレーズを見てみましょう。
Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi
クリスマスは家族と、パスクアは一緒にいたい人と
クリスマスとパスクアは、キリスト教徒にとって同じくらい大切な日ですが、この言葉はその日を一緒に過ごす人を表しています。クリスマスは家族と過ごし、パスクアは好きな人と過ごすということ。特に、パスクアの翌日のパスクエッタ(小さいパスクア)は、友人同士でバーベキューをしたり、ピクニックに行ったり。また、パスクアの時期によっては他の休日と合わせて旅行に行ったりする人も多いです。
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Felice come una Pasqua
パスクアの幸せ
パスクアの復活祭の前の期間を、四旬節(クアレーズィマ)といい、40日もの間、祈ったり、断食したり、慈善を行ったりして節制し、この日を迎える準備を整えます。パスクアの訪れは、節制の終了を意味し、まさに春の訪れなのです。
Lungo come una Quaresima
四旬節のように長い
パスクアまでの節制期間クアレーズィマは40日。正確には日曜日も入れると46日なので、それはそれは首を長くして春の訪れを待ちますよね。
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Quando Pasqua verrà il 25 aprile
4月25日のパスクア
こちらの言葉は、とても珍しい出来事をたとえるのに使われます。パスクアは移動休日で、春分の日を過ぎた次の満月の後の最初の日曜日。おおよそ3月下旬から4月中旬あたりに訪れますが、めずらしく 4月25日という場合も。なお次に 4月25日のパスクアがやってくるのは 2038年です。
Le pulizie di Pasqua
パスクアのお掃除
元々家の中をとても綺麗にするイタリア人ですが、暗くて寒い冬から明るく暖かい春に変わるにあたり、もっと綺麗にしようということ。いらないものを捨て、気持ちよく新しい季節を迎えましょう!
Le Pulizie di Pasqua の他の言い方を知りたい方はこちらをどうぞ
【コラム アンナリーザ先生】イタリア語の春の言葉
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Isola di Pasqua
パスクア島
南太平洋に浮かぶ孤島、チリ領イースター島。モアイ像のたつ地として有名です。
イースター島は、現地語では「ラパ・ヌイ」といい「広い大地」を意味するのですが、正式名称はイースター島。1722年のイースターの夜に、オランダ海軍提督のヤーコプ・ロッヘフェーンにより発見されたことからその名が付けられたとされています。
イタリア語ではこの島のことを「Isola di Pasqua」というんですよ。
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ITALIAMO編集部