シーザーサラダ、ミラノ風ドリア、皆さんも大好きなイタリアン♪♪♪ でもそれ、本当にイタリアン?
シーザーサラダ
シーザーの名前はローマ皇帝のジュリアスシーザーからきたのでしょうか?いえ、違います。シーザーサラダはメキシコにあるイタリアン・アメリカンレストランで発明され、そのオーナーの名がシーザーさん。イタリアのレストランで、シーザーサラダを見かけたことは未だ一度もありません。
ガーリックブレッド
こちらはアメリカでの発明のようです。類似品としては、トマトのブルスケッタ。スライスしたバゲットにガーリックとオイルを塗り、トマトを載せて召し上がれ。
イタリアンドレッシング
イタリアではドレッシングというものを見かけることはなく、オリーブオイル、ビネガー、塩、胡椒でサラダの味付けは完了です。WIKIPEDIAによれば「イタリアンドレッシング(Italian dressing)は、アメリカ料理およびカナダ料理におけるヴィネグレットソースタイプのサラダドレッシング」で「北アメリカ式のイタリアンドレッシングはイタリア本国では使われず」とのこと。
ピザのトッピングにパイナップル
解説はYouTubeへどうぞ。
スパゲティミートボール
ミートボールのPolpetteは伝統的な料理ですが、これをスパゲッティと組み合わせたのはアメリカ人です。
ミラノ風ドリア
イタリアンファミリーレストランチェーンのサイゼリヤで提供される看板商品の「ミラノ風ドリア」。ミラノ風と言っていますが、ミラノでこういうものは見かけません。ではなぜミラノ風というかと言うと、使用しているミートソースがイタリア・ボローニャ地方のものであることから、その近隣のミラノの名をとった説(注:ミラノとボローニャはそんなに近くありません!)や、ただのイメージで付けたという説、色々あるようです。
番外編(訳語違い)
ペパロニピザ。ペパロニとはイタリア語では赤や黄色のピーマンを指します。ペパロニというのはアメリカ英語です。イタリアでサラミの乗ったピザが食べたい場合は、con salame piccante (コン サラメ ピカンテ)というと良いでしょう。
まとめ
イタリアには存在しないイタリア料理は世界にたくさんありますね。主に、アメリカにイタリア料理が渡って独自に発展したものが多いようです。これもイタリア料理の人気のなせる技かもしれません!
ITALIAMO編集部